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分身エージェント
分身エージェントは、あなたとの対話から判断の軸・伝え方・戦略の癖を学び、 「あなたならどうするか」を代わりに考えられるようにしていく機能です。 育てるほど、確認の回数を減らしても意図から外れにくくなります。
どこにあるか
左メニューの 他 → エージェント を開くと、一覧の先頭 (あなた)に分身が並んでいます。担当エージェントと同じ画面で、中身を見て育てられます。
学習のON/OFFと状態の確認は 設定 → 分身エージェント でもできます。
有効にする
分身の画面の ⚙設定 を開きます。
会話から自動で学習する を ON にします。
ON の間、対話から自動で性格(判断・伝え方・戦略)を学習し、プロフィールに積み立てられます。 OFF にすると学習は止まりますが、それまでのプロフィールはそのまま使えます。
何を学ぶか
学習は 6 つの軸で整理されます。
| 軸 | 見ているもの |
|---|---|
| 判断軸 | 何を優先し、何を切り捨てるか |
| コミュニケーション | 伝え方、語調、距離感 |
| 戦略スタンス | 攻めるか守るか、どこに賭けるか |
| 口癖・表現 | よく使う言い回し |
| 関心・ドメイン | 何に時間を使っているか |
| 実績・意思決定 | 実際に下した判断とその結果 |
各軸には確信度(高・中・低・未)が付き、性格マップ に表示されます。
成熟度の見かた
成熟度は「対話からの学習量」です。段階は次のように上がっていきます。
| 段階 | 状態 |
|---|---|
| これから観測 | まだ学習データがない |
| 芽生え | 断片的に捉え始めた |
| 像が出てきた | 傾向が見え始めた |
| よく掴めている(更新中) | 多面的に捉えられている。ここが最上位 |
アプリの説明どおり、分身は「完成」しません。人は変わり続けるので、達成度ではなく 「どれだけ多面的に・新しく捉えているか(厚み・多面性・鮮度)」と、時間による変化の軌跡を見ます。 いちばん育った状態でも「よく掴めている(更新中)」までです。
年輪(変化の記録)
いつ、どの面が育ったかが時系列で刻まれます。 スナップショットが溜まると「以前 vs 今」を重ねて見られるようになり、 「最近はどこが変わったか」「どこは落ち着いているか」が分かります。
観測ログでは、何をきっかけに学習が積まれたかを一覧で確認できます。 学習量が少ないうちは まだありません。会話を重ねると自動で溜まります と表示されます。
どこに効くのか
育てた分身は、次の3か所であなたの判断軸や伝え方をAIに伝えます。
| 場面 | 効くかどうか |
|---|---|
| ふだんのチャット(役割なし) | ⚙設定の ふだんのチャットにも分身を重ねる が ON のとき(初期はON) |
| 担当エージェントを使うとき | その担当の ⚙設定 分身を重ねる に従う |
| オートモード | 常に効く(分身が代わりに返信するため) |
会話から拾われた観測は、そのままではAIに渡りません。 観測ログ から取り込んでプロフィールに入れて、はじめて応答に反映されます。
観測ログと取り込み
ふだんの会話から、あなたの判断や言い回しが自動で拾われ、観測ログに溜まります。 分身の画面では、軸ごとに 観測◯件 と、まだ取り込んでいない 未反映◯件 が出ます。
観測◯件からまとめる を押します。
溜まった観測を読んで「プロフィールに足すべきこと」が提案されます。
取り込む を押したものだけがプロフィールに入り、次の会話から効きます。
手入力・キューに積んだ送信・スマホ操縦席からの指示・確認カードへの回答が対象です。 おまかせの自動継続、工程の実行、ループの起動文は、機械が組み立てたものなので学習しません。
分身と話す
分身の画面の右側はチャットです。使い方は3つあります。
| 使い方 | 例 | 何が起きるか |
|---|---|---|
| 教える | 「私は短期の売上より継続性を優先する」 | 該当する軸への反映案が出ます。取り込むかはあなたが決めます |
| 試す | 「この場面ならどう判断する?」 | いまのプロフィールに基づいて分身が答えます。使った判断軸を本文に添えるので、育ち具合が見えます |
| 資料を渡す | 📎で経歴書や考えをまとめた文書を渡す | 読んだうえで、プロフィールに足すべきことを提案します |
資料
自分に関する資料(経歴・実績・考えをまとめた文書など)は、資料 パネルに ドロップすると「あなたの資料」というナレッジに保管され、OKF化されて検索・参照できるようになります。 分身の判断の根拠として参照されます。担当エージェントの資料も同じ仕組みです(エージェントを育てる)。
オートモード
送信欄から オートモード開始 を選ぶと、分身が判断を引き取って自動で進めます。 止めるときは オートモード停止 です。
🦝ボタンの⇧メニューにある 誰が答えるか で、自動応答の担当を変えられます。 既定は分身ですが、レビュアーや自作のエージェントを任命すると、その担当の判断基準・話し方で代返します。 返信バブルには「🎭 ◯◯の自動返信」と表示されるので、誰が答えたかは常に分かります。
オートモード停止 は分身の自動返信を止めるもので、 実行中の AI の回答自体は最後まで表示されます。 回答そのものを打ち切りたいときは Esc を使ってください。
自動で進める仕組みは他にもあります。応答が途中で終わったときに続きを再開する 完了まで(作業モード)とは別物です。区別は自動で進めるで説明しています。
保存先とプライバシー
学習したプロフィールは、保存先フォルダの identity/self-profile.md に ふつうの Markdown ファイルとして置かれます。分身の画面での追加・削除はこのファイルに反映され、 テキストエディタで直接編集することもできます(保存先フォルダを Obsidian の保管庫として開いている場合は、Obsidian からも編集できます)。 保存先は 設定 → 保存先・書き出し・削除 から確認・変更できます。 学習を止めたいときは、分身の ⚙設定で 会話から自動で学習する を OFF にしてください (それまでのプロフィールはそのまま使えます)。
分身は「あなた自身」なので、エージェントの受け渡しの対象外です。書き出しはできません。
次に読むページ
- 自動で進める — 作業モードとループの違い
- AIチーム — 役割を分けて分担する
- エージェントを育てる — 担当ごとの中身を育てる(分身とは別の層)
- 設定とデータの保存先 — 保存場所の全体像