Automation
自動で進める
WorkPilot には「自動」が 3 種類あります。混同しやすいので、まず違いを押さえてください。 どれも、危ない操作の前では止まるように作られています。
3つの自動
| 種類 | 何をするか | 始め方 |
|---|---|---|
| 作業モード(完了まで) | 応答が途中で終わったら、続きを自動で再開する | 送信欄の 完了まで を ON |
| おまかせ実行 | 実行と検証を繰り返し、終わるまで周回する | 実行中に周回メーターが表示されます |
| ループ | 決めた条件で、決めた時刻に繰り返し実行する | 左メニューの ループ |
作業モード(完了まで)
1 回の指示で終わらない作業を、最後まで走らせるための設定です。 応答が「作業の途中」で終わったときだけ、自動で続きを再開します。質問が来たら止まって待ちます。
自動で続いた発言には 🏁 作業の続き(自動) と表示されるので、 自分の指示と区別できます。停止時は理由が表示されます(詳細)。
おまかせ実行(周回)
実行 → 検証 → 修正を繰り返して進むモードです。 進行中は おまかせ実行 のメーターが出て、周回数・使用量・経過が見えます。
止まる条件はアプリに明記されています。
止まる条件:完了・危険操作・進捗なし・{n}周。実行中も他のスレッドは普通に使えます
途中で止めたいときは 止める、または Esc です。
ループ(定期実行)
ループは「毎週この作業をやっておいてほしい」を任せる仕組みです。 左メニューの ループ から作ります。
組んで、回して、返ってきた結果を見て直す——この一周を回し続ける考え方を ループエンジニアリングと呼んでいます。cron も YAML も書きません。 用語の説明は用語集にもあります。
話しながら作る
フォームに書き込む形ではなく、対話で条件を決めていきます。答えるたびに、 右側の「決まったこと」が埋まっていきます。聞かれるのは基本的に次の 5 つです。
やってほしいこと — 何をするループか
いつ — 毎日 / 平日 / 毎週 / 手動のときだけ と時刻
終わりの合図 — どうなったら完了か
相談してほしいこと — どこで止まって聞いてほしいか
終わったら — 結果をどうするか
決まっていない項目が残っている間は実行できません。 対象サイト・見るところ・記録先・除外するものなど、仕事に応じて項目を足すこともできます。
作るときに 読んでおく資料 を選ぶと、選んだ資料が名前つきのチップとして残ります。 不要になったものは ✕ で外せます。+ 資料を足す から複数選べ、 すでに選んだ資料は候補から消えます。
作る会話の途中で別の画面に移っても、ループの一覧に ✍️ 作りかけのループ(続きから) として残ります。 アプリを再起動しても残るので、あとから続きを話せます。作りかけの会話は Ctrl+Tab の 切り替え候補にも出るので、ほかのスレッドと行き来しながら仕上げられます。
スレッドから作る
やることが固まっていなくても、まずスレッドで調べて構いません。方向性が見えてきたら、 送信欄の ⋮ → このスレッドからループを作る を押します。
会話で明示的に決まったことだけが依頼メモとして引き継がれ、 ループを作る 画面が途中まで埋まった状態で開きます。 曖昧な点は勝手に埋めず、「残りはこの2点だけです」という形で聞いてきます。 装備していたナレッジ・接続も一緒に引き継がれ、できたループには元のスレッドへのリンクが残ります。
外部への投稿や公開を含む場合、「実行前に承認を挟むか」を必ず確認してきます。 定期実行は間違ったまま回り続けるのが一番怖いためです。
調査を含むループは安いモデルで
調べ物の定期実行は、Web調査の節約がループにも効きます。 依頼メモから「調査を含むループ」を自動で判定し、実行の全ターン(初回も周回も)を Claude→Haiku 4.5/ChatGPT→Luna で回します。ループ詳細の 調査の節約 で手動切り替えもできます。
使う AI を選ぶ
ループごとに、実行に使う AI(Claude / ChatGPT / Kimi / Antigravity)とモデルを選べます。 依頼メモの 使うAI から設定でき、そのループの実行に適用されます。
工程ごとに使い分けたいときは、依頼メモに「調査は Claude、画像は GPT」のように書いておくと、実行時に切り替わります。
実行時に使う接続
ループに外部接続(SSH や外部サービス)を持たせられます。 ループを作る 画面とループ詳細の両方に 実行時に使う接続 の選択欄があり、 ここで選んだ接続は毎回の実行スレッドに自動でつながります。 たとえば「サーバーへ SSH して、自社サイトにお知らせを自動で投稿する」といった仕事を任せられます。 接続そのものの用意は接続(サーバー・MCP・API・メール)を参照してください。
どこまで任せるか
| 設定 | 意味 |
|---|---|
| こまめに相談 | 迷ったらすぐ聞いてくる |
| だいたい任せる | ある程度は自分で判断して進む |
| ほぼ全部任せる | 止まらずに進める |
あわせて「同じところで何回つまずいたら相談するか」「何回やり直しても終わらなければ相談するか」も決められます。
アプリの説明どおり「このループも、スレッドと同じ『お約束』の中で動きます(お金・本番・削除は必ず聞く)」。 任せる度合いを上げても、課金・本番反映・削除は確認されます。
まず試す
いきなり予定実行にせず、いま試す で 1 回動かして結果を確認してください。 点検機能もあり、「終わりの合図が空です」「資料に『ルール』が 0 件です」といった不足を指摘してくれます。
一度も試さずに 予定どおりやる を ON にすると、初回がいきなり本番になります。 点検でもこの点は警告されます。必ず いま試す を先に実行してください。
予定どおり動かす
予定どおりやる を ON にすると、決めた時刻に自動で実行されます。 次にいつ動くかは画面に表示されます(次は {日時})。
| 状況 | 挙動 |
|---|---|
| アプリが起動している | 時刻になったら実行されます |
| Mac がスリープしていた | 起きたときに実行されます(遅れて実行) |
| ON にした時点より前の時刻 | さかのぼって実行はされません |
深夜の時刻を設定した場合、スリープ中だと定刻に走りません。定刻で回したいときは電源に繋いだままにしてください。
寝ていて飛んだ予定を遅れて実行する
定刻に Mac がスリープしていて飛んでしまった予定は、次に起動したときにさかのぼって実行されます。 さかのぼるのは直近 8 日ぶんです。毎日のループが日をまたいで失われたり、毎週◯曜のループがその曜日いっぱい寝ていて翌週まで飛んだり、 ということが起きなくなりました。
- 遅れて動いた回は 遅れて実行 と表示され、本来の予定時刻も確認できます
- 溜まったぶんを一斉に走らせることはありません。実行するのは、いちばん新しい 1 回だけです
- 予定どおりやる を ON にする前に過ぎた予定は、これまでどおりさかのぼりません
実行の記録を見る
1 つのループにつきスレッドは 1 本です。毎回の実行は、その中の子スレッドとして入ります。 ループのスレッドは名前の先頭に 🔁 が付き、一覧でも見分けられます。
- やったこと — 週ごとのタイムライン。いつ・結果・かかった時間・周回数・最後のひとことが並びます
- 気づいたこと — 実行から得られた注意点
- 結果の状態 — 終わりました / 相談したいことがあります / 途中で止まりました / 作業中
実行スレッドは新しいものだけ手元に残り、古いものは自動でアーカイブへ片付けられます。 見る を押せば古い回も開けます。
最後まで終わって成果物も出ているのに、一覧だけ 途中で止まりました と表示される不具合を修正しました。 数分で終わった実行の所要時間が何百分にもふくらむ問題も直っています。 すでに誤って記録されていた過去の回は、アップデート後にスレッドの中身を見て自動で直ります (本当に途中で切れている回は、そのまま残ります)。
その回に何が起きたかを一覧で読む
実行の記録には、その回の要点が 1 行で出ます (例:「3社とも価格は据え置き。B社が送料無料キャンペーンを開始」)。 一覧を眺めるだけで、変化があった回が分かります。
くわしく を開くと、中身が箇条書きで並び、その回で作られたファイル (エクセルや記録ファイルなど)をそのまま開けます。人が次にすべきことがあれば、それも 1 つだけ表示されます。 スレッドまで見に行かなくても用が足ります。
要点は「『実行しました』のような中身の無い文は書かず、数字・固有名詞・変化の有無をそのまま書く」ように指示してあります。 ファイルは AI の自己申告ではなく、実際に作られた・更新されたものを拾っています。
止まった回を「続きから」動かす
やったこと の各回には 続きから ボタンが付いています。 途中で止まった回や、相談待ちで停まっている回を、止まったところから動かし直せます。 記録が閉じてしまうと手が出せなかった回を、あとから拾えます。
押すと、その回の記録が実行中に戻り、自動で進める設定が入り直して、スレッドが開いて続きが進みます。 AI には「新しい依頼ではなく途中の作業の続き。終わっている部分はやり直さない」と伝わります。 終われば、自動で進める設定は従来どおり解除されます。
あとから直す
直す を押すと各項目を書き換えられます。 下のチャットから「対象に3社目を足して」「記録先を変えて」「毎週火曜にして」のように、話して直すこともできます。 直した内容は次の実行から反映されます。修正の記録も同じタイムラインに残るので、 結果が変わった理由を後からたどれます。
1 回まわるたびに賢くする
ループが 1 回まわるたびに、その回のやり取りを読んで 「次回から同じことを聞かなくて済むように、ルールへ足すべきこと」を分身エージェント(mee)が提案します。
提案は 取り込む を押して初めてルールに入ります。勝手に書き換えることはありません。 取り込んだ内容は 直した記録 としてタイムラインにも残るので、 いつ何を足したのかを後からたどれます。
結果をメールで受け取る
SMTP を設定しておくと、ループが終わったときに結果がメールで届きます。 件名・本文・宛先はアプリが組み立てるため、AI に送信手段そのものは渡していません。 設定手順はSMTP メール送信を参照してください。
| 通知の内容 | 意味 |
|---|---|
| 終わりました。結果はスレッドに残っています | 完了 |
| 相談したいことがあって止まっています | 判断待ち。スレッドを開いて答えます |
| 途中で止まりました | エラーや上限で停止 |
削除する
ループを削除しても、実行したスレッドは残ります。記録を消したくない場合も安心して整理できます。